「オオカミ少年」は、療養のため家族と静かな田舎に引っ越した少女（パク•ポヨン）とオオカミ少年（ソン•ジュンギ）が出会い繰り広げられる話を描いた映画だ。ドラマ「優しい男」を通じて女性達の心をわしづかみにしたソン•ジュンギの新たな魅力を垣間見ることができる作品。マスコミの試写会で映画をプレビューしたエディターが 「オオカミ少年」の鑑賞ポイントをまとめた。



映画 「オオカミ少年」鑑賞ポイント！

ハンカチの準備を！涙腺を刺激するメロファンタジー
「何も知らない」というソン•ジュンギの純粋な瞳は、美しいというより悲しく見え、パク•ポヨンは少女の悲しみと辛さを観客に伝える。この二人の俳優の組み合わせは、映画中、始終観客たちの涙腺を刺激し、胸が詰まるような秋のメローの発見だ。映画を見る際、ハンカチやティッシュペーパーの準備を忘れない事。





イメージを破っても大丈夫、ソン•ジュンギから大丈夫
不潔の頭で手入れされてない爪、真っ黒に焼けた顔と体。映画初盤ソン•ジュンギのビジュアルは衝撃的だ。特に物を食べる姿は、はっと驚かれされるほど。動物園のオオカミが餌を食べる姿をそのまま再現しようと努めた彼の努力が伺える。映画初盤、イメージを破ったソン•ジュンギを見て、「いったいこの映画になぜ彼をキャスティングしたのだろうか」という疑問があがるかもしれないが、人間の時には見る事のできない純粋な目つきの演技を見た瞬間、ソン•ジュンギだけがこの役割を果たすことができるという考えが頭の中を巡る。なので映画初盤の彼の衝撃的なビジュアルにも驚いてはならない。



歌手顔負けの歌唱力を誇るパク•ポヨン＆細かい笑いの名演助演演技
映画「過速スキャンダル」で、すでに歌手顔負けの歌唱力を誇った彼女が、今回の映画でもう一度ギターを手に取った。歌う場面が一度だけというのがなんとも惜しいが、OSTで映画の最後にもう一度聞くことができるので、耳を傾けること。 映画開始から終了まで細かい笑いを与える助演たちの熱演にも目が離せない。愉快な「ママ」役のチャン•ヨンナムとシックな次女「スンジャ」役のキム•ヒャンギの個性的な演技にも注目を。



美しい風景を見る楽しさもかなり良い
映画を見ていると、「ここはどこだろう」という考えが多く浮かぶ。童話の中のような広がった草原や、絵のような滝など美しい風景にしばらく視線を奪われる。時代背景は1960年代だが、映画はやぼったい田舎の感イメージじよりも異国的な風景を出すことに力を注いだ。京畿道の抱川の鳩嚢滝、全羅南道の長興のひのきの森、全羅北道の全州の侍墓場、 済州島のムルヨンアリ・オルムなど映画を見た後、必ず一度は行ってみたくなる場所がいっぱいだ。





文 • パク・ヘナ< ウーマン東亜日報 http://thewoman.donga.com エディタ phn0905@gmail.com>
写真•ジ・ホヨン< 東亜日報 出版写真ティーム記者>